女が目移りする理由。“苦しさ” と向き合う経験談

昨日、「環境保全がしっかりされている美しい水辺には、自然の生き物だけでなく遊ぶ人達も集まる」というニュース記事を見ました。
これを見て思い出した言葉があります。

今の主人と出会ったのは12年前、わたしがまだ前の結婚をしていた頃でした。
前の旦那とは5年の交際を経て結婚1年目でした。
旦那と交際している間、わたしは色んな男性と何度も浮気をしていましたが、「本命はブらさない・浮気は遊び」そう決めていました。

しかし、今の主人との出会いは、二人とも運命だと思いました。
当時の主人にも奥さんが居る “W不倫” 状態で、「駆け落ちしたい」と言われたこともありました。
「一時の気の迷いで本命を変えてはいけない」そう決めていたわたしの「根無し草になってしまうよ」という答えに、主人は
「透明な湖水の中には水中花が咲き乱れ、鱗をキラキラ光らせてお魚たちが泳いでいる、そんなひんやりと気持ちいい水に浮かぶ浮草になりたいんだ」
とポエティックな返事を送ってきたのでした。
いま思えば、あまり主人らしくない、そうとう頑張って考えた文言のようですが(笑)

その後、主人は仕事の都合で街を離れることになったので、連絡をとりあうのも止めました。
甘える相手がいなくなったわたしは、真剣に旦那との関係の改善を提案し、ズダボロになりながらカウンセリングに通いました。
5年の交際と2年の結婚の間にあったこと、それが自分の中で消化不良のまま わだかまっていること、そんな事を思い出すまま取り留めもなく聞いてもらいました。

本当は、「この人、信じられない!」と確信する出来事があったものの、結婚直前すぎて誰にも言えずそのまま結婚したこと。
それ以前から、旦那の非情さに泣かされていたこと。
わたしが悪くて、旦那が正しい、だからわたしは旦那に従わなければならない、という論理。
そんな男を選んだ、わたし自身の心理とその育った過程。
そういう事が解って、わたしは離婚を決意しました。

気持ちが整理できているいま当時を振り返ると、常に浮気をしていたのは《自覚のない苦しさ》から逃げていたのだ、ということが分かります。
ネットを徘徊していて「他の男性から優しくされただけで気持ちが傾いてしまう、そんな自分に嫌気が差す」と言う女性の悩みを目にしました。
ではもし、彼氏が目移りしたら?
その時もきっとその女性は「自分が悪い」と思うような気がします。
一番の問題は「自分が悪い」と思い込んでいる事なのでは?わたしは自分の経験からそう思います。

離婚して一人の生活を始めてから、今の主人が再び連絡をくれました。
そしてわたし達は再会して再婚し、来年で10年になります。
澄んだ心の湖水に小さな喜びが息づく、そんな二人の生活を楽しんでいます。

by 池波千聖

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