プレゼントの極意

今は「恋愛マジシャン」などとエラそうなことを言っているが、そんな筆者サンティーニにも幼い時分があった。
中学の頃は「五分刈り」の学校に通っていた。

急に思い出したことがある。
私は部活が剣道部で、隣には卓球部の女子が練習していた。
Tちゃんが好きだった。

で、アレは一体どうしてなのか、今考えてもおかしなことなのだが、私はTちゃんにプレゼントを買おうと思い立った。
それは「グリコアーモンドチョコレート」だった。
プレゼントを買おうとしたことがおかしいのではない。
それが「グリコアーモンドチョコレート」だったことがおかしいのでもない。

買って渡した日がおかしいのだ。

なぜか?
その日が「バレンタインデー」だったのだ。

何をトチ狂ったか、五分刈りサンティーニ少年は、2月14日に「グリコアーモンドチョコレート」を買って、きれいに包装してリボンまで掛けてもらって、それを持ってわざわざTちゃんの家まで届けたのである。

もっとも、海外では「バレンタインデー」というのは「男女の愛の誓いの日」らしいので、どっちからどっちということはないようだが、しかし、その頃の私はそんなことは知らなかった。

つまり「大勘違い」して、プレゼントを持っていってしまったわけ。

で、結果が聞きたいでしょ?

トーゼン破局? 
いいえ、とんでもない。
その意表をついたプレゼントは大成功!
Tちゃんとの恋は実ったんです。
思えば、アレがサンティーニの最初の恋愛成功体験でしたね。

そんなわけで、賢い読者諸氏は、私が何が言いたいか大体分かってきだでしょう?

そう。
プレゼントの極意は「相手の意表をつく」ことなのだ。 
いい意味で、「裏切る」ことなのだ。

私と同じことをやれとは言いませんが、誰でも当たり前にやってるやり方で、当たり前に喜ばれるだろうモノを買って、当たり前に渡してはいけない。
いけないとはいいませんが、あまり効果は期待できない。

でも、「相手の意表をつく」プレゼントというのは非常に難しいものだ。
やり過ぎると、相手を怒らせてパーということにもなりかねないからね。

そこで、一つだけこれならば安全という「意表のつき方」を教えよう。

それは「相手にではなく、相手の親や兄弟に対して贈る」というもの。
親の結婚記念日や兄弟の誕生日を聞いてメモしておいて、その日にプレゼントを持っていくのだ。
プレゼントは大したものでなくてもいい。いや、大したものじゃないほうがいい。
弟が受験生だったら「参考書」とかそんなもの、両親が映画好きだったら「映画のペアチケット」とかそんなもので十分。

フツー自分の親兄弟が親切にされて迷惑がる子はいない。
「いいのよ、そんなあ」とか言いながら、内心はうれしがってるはず。

ゼッタイ悪いほうには転がらないから、嘘だと思ってやってみたら?

(恋愛マジシャン=サンティーニ)

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